
介護の必要な家族のいる人達の励みになればと思います
兵庫県 渡辺豊子さん 2005年10月31日
私の父、渡辺厚志は1977年に脳梗塞で倒れ、左半身不随の障害が残りました。1999年に摂食困難(嚥下障害のため舌の動きが悪く、徐々にことばを発することが困難)となり胃からチューブでの食事となりました。
身体状態は一般にいう寝たきり・要介護度5で、自宅で車椅子とベッドを使っての生活です。
2003年に1度肺炎で入院し、その後は落ち着いていましたが、2004年12月から2005年8月まで肺炎による入退院を繰り返していました。
私は父が病院で苦しそうにしている姿を見て、繰り返す肺炎の悪夢から救って欲しいと思っていました。
1日中病院のベッドで点滴に繋がれ身体はどんどん痩せていき、無表情になっていきました。言葉も出なくなりいつも苦しそうに「うーうー」と言っていました。利き手である右手の握手で何とか意思表示できる状態でしたがはっきりと確認できないことが多かったのです。
初めの脳梗塞のときは左側の片麻痺が残りましたが、辛い身体リハビリも黙々とこなしていました。私達家族は父が今まで病気や障害について弱音や愚痴を言うのを一度も聞いたことがありませんでした。今まで辛い目にあってきて自分ひとりで我慢していたのに、食事もできなくなり、肺炎で入退院を繰り返すなんて。私はこれ以上父の苦しむ姿を見ることができないと思っていました。
そして、2005年4月にインターネットでこの教会のサイトを見つけ「信じたい」と思い、連絡しました。世の中にはいろんな宗教や思想がありますが、こちらの教えは心から信じたいと素直に思いました。内容も今まで自分が抱いていたキリスト教のイメージとは違い、明確なもので「導かれた」と思ったからです。
私の救いは父が救われることなので、私は迷うことなくクリスチャンになる決心をしました。そのことを父に告げ、サイトに載っているお祈りを父にしていました。家は仏教ですが私がクリスチャンになることは問題ではありませんでした。
連絡してすぐに教会の人達が父のためにお祈りをしてくださいました。そして、教会のアーニ−・下村先生とメンバーの人達が手を置いて祈った祈祷ハンカチを送って頂きました。届いたハンカチを枕カバーの中に入れると、今まで苦しげに「うーうー」と言っていた父は静かになり、普段うとうとしていることが多かったのに目がパッチリと開くことも多くなりました。
父のために必要なお祈りをメールで何度も連絡してくださり、5月には教会のメンバーお二人がこちらへ来て下さいました。病院で父に触れてお祈りして頂き、そして私にいろいろと教えて下さいました。
その後、無表情のときが多かった父に表情が現れるようになり、笑いも出てきました。挨拶など簡単な言葉も出るようになりました。病院で担当の看護士さんに「こんにちは」と言ったりイエス様の話をした後で「アーメン」と言ったりして私達を驚かせました。点滴の日々から徐々に胃からの栄養食が摂れるようになりました。ベッドから以前のように車椅子へ移乗できるようになり、外出もできるようになりました。
2005年8月に退院してから現在まで肺炎になっていませんし、入院もしていません。発熱することはありますが1〜2日で熱も下がり安定しています。以前のようにトイレで排泄したり入浴も可能です。
父の場合は一瞬で癒しが現れるのではなく、徐々によくなるタイプだと思います。客観的にみて、片麻痺や嚥下障害は特に変化はないように思えます。しかし、癒しは必ず起こっていると確信しています。入退院を繰り返していたときと日常生活や行っているケアはほぼ同じなのですが、肺炎になっていない事実があります。発熱してもそれ以上悪化せず必ず短期間で回復するという事実があります。また言葉が「あ―あ―」「う―う―」しか言えなかったのが、「こんにちは」「アーメン」と言えるようになりました。
今まで、父の状態がよくなったと思えばまた入院したりで私自身の信仰の弱さを嘆くこともありました。悲しみと悪い感情との闘いでしたが、その都度教会の人達にアドバイスして頂き、私の信仰はより強いものとなっています。イエス様の御名によって悪いものは消え去り、求めたこと以上のものが必ず現れます。家族の団結もよりいっそう強いものになり、以前にも増して愛があふれていることを実感しています。医療や介護関係の人達の協力も得ていますし、ケアのアイデアもどんどん出てきてよりよいお世話ができつつあると思っています。毎日全てのことについて感謝し、父が必ずよくなると信じてお祈りしています。
現在、看護や介護の必要な家族のいる家庭は少なくないと思います。症状の変化に一喜一憂の日々であることも知っています。医学的な治療や実際のケアも必要です。しかし、そこに信仰が加われば希望がよりはっきりとみえてきます。お祈りと同時にマイナスの思考がやってきますが、それに打ち勝ち希望をもって信仰すれば必ずよいことが起こります。
私自身、初めはマイナスの思考が立ちふさがってしまい、求めたことは必ず叶うと信じて感謝しなければ、と思いながらも現状を見れば悲しみでいっぱいになることもありました。しかし、教会の人達の支えにより強い意思をもつことができました。
お祈りと同時にいきなり健康になったなどの瞬間的な癒しが行われなくても、現在進行形の癒しは続くのですから、諦めてはいけません。私は父に現れた様々な証しをすることで多くの人達の励みになれば、と思います。
天のお父様にイエス・キリストの御名によって全ての栄光をお帰しします。
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